【小説】完璧な母親

こんにちは!嫁ちゃんです( ´ ▽ ` )ノ📚✨

今回はまさきとしか先生の
完璧な母親 (幻冬舎文庫)」を紹介していきます。

悲しい度:🌟🌟🌟☆☆
ほんわか度:☆☆☆☆☆
サクサク度:🌟🌟☆☆☆
ドロドロ度:🌟🌟🌟🌟🌟
どんでん返し度:🌟🌟🌟🌟☆
異常性:🌟🌟🌟🌟☆

子供のために狂えるのは、私だけ。
帯に書かれた一文ですが、すごいぞわっとしますね。
表紙のケーキもなんだか不気味に見えてきます。

母の愛が狂気じみている小説です。
前半の息が詰まるような展開は、呼吸するのも忘れてしまうような
スピード感と恐怖感があります。
深い深い母の愛が狂気に変わる瞬間と
家族それぞれが痛みをどうやって癒すのか。
立ち向かうのか、それとも逃げるのか。。。

父親の苦しみはあまり描かれていませんでしたが、少ない描写の中に痛みがちりばめられています。
こういう家族の在り方もあるんだな。。。
とせつないというか悲しい気持ちになります。

見どころは母親の心理描写です!
ホラーじゃないけどホラーのようで、ちょっとぞっとしたい人におすすめです。

 

続きを読むからはちょっとネタバレです。

私は、前半の母親視点のお話のほうが好きです。
スピード感と、おぞましいながらにも必死に生きている様がリアルというか
なんかもうつらいんだけど、どうしようもないんだけど
すごいぎりっぎりの淵でなんとか生きている感じが好きです。

隣人との交流?や謎の手紙で湧き上がってくる不快感は何とも言えませんでした。
おぞましさや、不快感の表現がすごかったなぁと今改めて思いました。
前半の母親視点のところは、うわー嫌だなーと思いつつも結末が早く知りたくて
かなりサクサク読んでしまいました。

絶対にないとは言い切れないけど、こんな家庭があったら狂気にみちているなぁ・・・。

第二章からは、まったく別の男性のお話で
ひょんなことから、前半の話につながっていくんですが
謎を紐解いていくところがあまりスピード感がなく、主人公に共感できるところもあまりなくて
なかなか読み進められませんでした。。。
前半の鬼気迫るスピード感とは裏腹に・・・という感じだったのでちょっとがっくりです。
しかしながら、この第二章の主人公もなかなかにレベルが高い暗い事情を抱えていて
でも多くは語られず、物語がどんどん進んでいくところが、なんとなーく置いてけぼりな感じがしました。

三章から解決に至るまでも、ダークはダークだけどやっぱり第一章ほどではないな~という感じです。
解決パートで、第一章の母の近況が描かれるんですが、ちょっと拍子抜け。
んーまあそういうあり方もあるのかなー・・・と歯切れが悪くなりました。
第二章と第三章はあまりお気に召さなかったのですがやはり第一章は面白かったなぁ~。
やっぱり主人公の性別が違うと共感しにくいところも多いのでしょうか?
今までの人生での先入観が邪魔をして物語がすっと入ってこないのかな~(; ・`д・´)もやもや

まさきとしか先生の別の作品も読んでみたいです!

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!